阪神・杉山オーナー“アレ”厳命 岡田監督も認める“野球好き”だけど「一切口出ししません」
「阪神春季キャンプ」(5日、宜野座)
阪神の杉山健博オーナー(64)が5日、秦雅夫代表取締役会長(65)と2日連続で沖縄・宜野座キャンプを視察し、18年ぶりの“アレ”を厳命した。
午前9時56分。練習前の宜野座ドーム内に姿を見せた杉山オーナーが岡田監督や選手らを前に約3分間の訓示を行った。「わがタイガース」と前置きし、「ファンの皆さんはずっと首を長くして次の優勝を待たれている。今年こそはその期待に応えなければならない。優勝したいという思いを、どのチームよりも強く持って“アレ”を勝ち取っていただきたい」と語りかけた。指揮官らは帽子を取り、真剣に聞き入った。
岡田監督が「野球が好きやな」と評する新オーナー。野球経験こそないが、その愛情は深い。「野球を見ているだけでもすごく好き」と語り、プロだけでなく学生野球も見ながら、配球や打者の狙いに思いを巡らせるひと時が至福だという。“野球好き”だが「一切口出しも何もしませんし、口出しすべきことでもない」。岡田阪神を信じ抜き、見守る考えを示した。
午後には2軍キャンプ地の具志川も訪れるなど、精力的に動き回った。「岡田監督の下、非常にピーンと張り詰めた雰囲気、緊張感があって非常にいいキャンプインになっている。監督とコーチのコミュニケーションがよくできている」と所感を述べた。「優勝するということは並大抵のことではありません」。頂点への険しい道を覚悟しつつ、岡田政権を後押ししていく。
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