阪神・西純 マエケンツーシーム手応え「この感じなら使える」 最高仕上げ!いきなり147キロ

 これまでにない好感触が残る。阪神・西純矢投手(21)が29日、先乗り合同自主トレ初日からブルペン入り。変化球を交えて30球を投じ、充実感を漂わせた。

 「ナイスボール」「仕上がってるね!」。力強いミット音の後に、小宮山ブルペン捕手の声が響く。「140(キロ)くらいのイメージ」という力感ながら、トラックマンでは最速147キロを計測。約1週間ぶりというブルペン投球にも「もっと遅いかなって思っていたので、いい感じに体が使えているのかなと思う」と納得の表情を浮かべた。

 これまで1月の自主トレ期間中は、キャンプイン間近まで直球中心の投球だったが、今年は「20日過ぎには変化球を全部試してやっていた」と仕上がりの早さを明かした右腕。「狙ったところに7割くらいは投げられているので、だいぶ感覚はいい」とうなずいた。

 “新球”も手応え十分だ。ツーシームを投じる際には「去年までとは違います」と宣言。昨年12月上旬に弟子入りが実現したツインズ・前田から教わったもので、1月中旬から試し始めたという。「去年は『真っすぐだけど回転が違う』イメージで、打たれることも多かった。今年のは、ちょっと沈むイメージ」と変化を実感。「この感じなら使える。だいぶ面白いかな」とシーズン中の新たな武器とする考えだ。

 「しっかりいいアピールして、開幕ローテに入れるように頑張ります」。期待の若虎が、過去最高の仕上がりで球春を迎える。

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