阪神ドラ1森下 屋外打撃で91振り 糸井SA称賛に「自信持っていいのかな」

 打撃練習する森下(撮影・北村雅宏)
 打撃練習する森下(撮影・北村雅宏)
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 阪神ドラフト1位・森下翔太外野手(22)=中大=が26日、鳴尾浜では初となる屋外での打撃練習を行った。右足肉離れのため、新人合同自主トレは一部別メニュー調整が続く中、快音を響かせ外野ネットに打球を飛ばし、順調な回復ぶりをアピール。視察に訪れていた糸井嘉男SA(41)は「鋭いスイング」と絶賛した。

 たまっていたうっぷんを晴らすかのように、青空に向かって白球を打った。鳴尾浜での打撃練習は、これまで屋内のみ。冷えた外気を胸いっぱいに吸い込み、「ヨイショ!!」と威勢のいい声をあげながら、力強くバットを振り抜いた。

 一、二塁間の土と芝生の境目やや前方から、右翼後方ネットを目がけてのロングティー。育成ドラフト1位・野口のトスを次々とはじき返した。「当てにいくというより、体に振る感覚を慣らしていく」ことを意識しながらの91スイング。打ち損じは少なく、ネット上部まで届く“大飛球”もあった。

 30分間の屋外打撃練習を終えると、「室内だと距離感が分からないけど、ボールの飛んでる質がより分かるので打っていて楽しい」と充実の表情。春季キャンプは2軍スタートが決まったが、「だいぶ感触も状態も良くなってきてるので、このまま引き続きやっていきたいと思ってます」と巻き返しへ確かな手応えを口にした。

 期待のドラ1の打球を見守っていたのが、この日がSAとして初仕事となった糸井氏。「鋭いスイングしてました」と太鼓判を押した上で、「精力的にロングティーやってたんで…(自分も)やりたくなってきた!!」と鍛え続けている肉体をむずむずさせた。

 糸井氏の称賛を伝え聞いた森下は「自信持っていいのかな」と誇らしげ。直接言葉をかけられることはなかったが、超人ボディーから感じ取ることがあった。「第一印象、自分が想像してたより体が大きかった。現役を長くやるには、ああいう大きい体を作り上げてからプレーするのが大切」。偉大な背中から得た教訓を、プロ野球選手としての礎とする。

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