阪神・ドラ1森下 バットもスイングもメジャー流!“相棒”手にいざ新人合同自主トレ
“メジャー流”でプロに挑む!阪神のドラフト1位・森下翔太外野手(22)=中大=が8日、鳴尾浜で練習し、メジャー仕様のバットを使用していることを明かした。さらに今後メジャーで活躍が期待される大学生ら、近い年代の強打者の動画を見て参考にしているといい、自身も米国流のコンパクトなスイングを習得することを誓った。
約2時間半、汗を流した森下は、大事な“相棒”を手にグラウンドを後にした。
「バットの型と色は大学4年時からずっと同じで、一番慣れています。ヒッコリー(社)の型でミズノにお願いして作りました。外国の型っぽいので今はやっています」
メジャーが好きだという森下は、「打ってみたらいいなと思って」と多くのメジャーリーガーが使用する米国・オールドヒッコリーバット社の型のものをオーダー。「ヘッドに重さがあって、振り抜きがしやすい。グリップエンドも小さいので引っかかりも少ないかな」と愛用している。
さらに「滑ったりしてバッテ(打撃用手袋)が削れると感覚のズレが出てくる」とグリップを巻いて調整し、プロでも“メジャー仕様”バットで戦っていく考えだ。
バットだけではない。スイングも“海外仕様”を取り入れる。ただ、第一線で活躍している選手ではなく、あえて有望な若手選手を参考にしているという。「メジャーで活躍しきってないのは境遇が一緒。いきなり上を見るんじゃなくて、同年代から技術をつかんで、いずれは上の技術をつかみたい。将来的にはメジャーに挑戦したい思いもあるので」と自身の成長と重ね、刺激を受けている。
特にお手本にしているのが19歳のトミー・ホワイトだ。米国の大学野球で1年生新記録となる27本塁打も放った怪物。「(スイングが)コンパクトでシンプル。手先じゃなくて体全体で打っているのを目指したい」と話し、ボールを置くタイプのティー打撃でしっかり球を捉える基礎練習に取り組んでいることを明かした。
きょうから始まる新人合同自主トレには「自分のやるべきことができたら」と静かな闘志を燃やす。“メジャー流”でプロの世界でも勝負をかける。
◆トミー・ホワイト(TommyWhite) 2003年3月2日生まれ、19歳。身長183センチ、110キロ。右投げ右打ちの内野手で、2022年はノースカロライナ州立大でプレー。アメリカ大学野球(NCAA)で開幕戦から3番で3本塁打を放ち、衝撃的なデビューを飾る。シーズンでは55試合で打率.362、27本塁打、74打点。本塁打は1年生新記録。最優秀1年生、ベストナインなどに選ばれた。シーズン終了後にルイジアナ州立大学に転校した。
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