阪神・藤川SAが「球団本部付SA」に 「根幹に近いところで支える」 国際スカウト的役割も
阪神は28日、藤川球児SA(特別補佐)の役職を、2023年から「球団本部付SA」に変更すると発表した。新外国人選手の調査など国際スカウト的な役割も果たし、編成部門で岡田監督をバックアップする。
藤川氏は球団を通して「より球団運営の根幹に近いところでタイガースを支えることになります」と報告。「現役時代の経験はもちろん、引退してからの期間で様々なことに挑戦し、学んできたことをしっかりとタイガースに還元していきたい」とコメントした。
評論活動に加えて、子どもや女子野球も含めた幅広い野球振興活動にも引き続き取り組んでいく方針だ。球団発表後に更新した自身のツイッターでは「いろいろとトライして、頂いた役職以上の何かで貢献出来るように心掛けていきます」と決意表明した。
11月に高知・安芸での秋季キャンプを訪れた際には「タイガースの中では米国の知識とか自分の方がある部分もあるし、自分も向こうに行かないといけない事情もあるから」と積極的な活動を予告。「若いうちはどんな仕事が自分に限界かというのは楽しみなところもあるので、できる範囲でやりたい」と意欲的に語っていた。ユニホームは着ずとも、「球団本部付SA」として精力的に動き、チームに貢献する。
◆藤川 球児(ふじかわ・きゅうじ)1980年7月21日生まれ、42歳。高知県出身。現役時代は右投げ左打ちの投手。高知商から98年度ドラフト1位で阪神入団。13年にFAでカブス移籍後、レンジャーズ、四国ILp・高知を経て16年に阪神でNPB復帰。20年現役引退。最優秀中継ぎ2回(05、06年)、最多セーブ2回(07、11年)。21年に阪神でスペシャルアシスタント(SA)就任。日米通算811試合で61勝39敗245セーブ164ホールド。06・09年WBC、08年北京五輪日本代表。
関連ニュース





