阪神・青柳 休日&宿舎は〝練習禁止〟 合同自主トレは「オン・オフの切り替え」徹底

 阪神・青柳晃洋投手(29)が23日、鳴尾浜を訪れ、来年1月に静岡県沼津市で行う自身初の合同自主トレでは「オン・オフの切り替え」を徹底することを明かした。村上、岡留ら参加メンバーにはLINEグループで、休日や宿舎での“練習禁止令”を発令。青柳流で、濃密な2週間を作り上げる。

 参加メンバーたちのスマホが鳴る。青柳から届いたメッセージには、数々の“心構え”が記されていた。

 「グラウンドで全て終わらして、部屋に帰ったら野球選手じゃなく一般人になれるように。休みの日は一切練習するな」-。

 2週間を予定する自主トレ期間の内、2日間設けられる休日は各自が自由に満喫する時間だ。ゴルフ、ゲームをするも良し、ひたすら寝るも良し…。右腕は「『せっかく来てるから頑張らなくちゃ』と思ったら、それで疲れちゃう。『動かない、練習しない』という方法も一つ、あるんだよと教えられたら」と意図を説明した。

 シーズン中も帰宅後にトレーニングを行わない青柳流を踏襲し、練習後の宿舎でもストレッチ以外の練習は厳禁。自身も若手の頃は「オフの日も練習しなきゃって気持ちでいた」というが、「それだと1年間、体も調整も気持ちも、持たない。オフがしっかりしていたら、グラウンドでの『オン』の気持ちも高まる」と経験から得た方法を伝えていく。

 さらに、沼津市の球場を借りて行う練習は、一般公開の予定。「野球選手は人に見られてなんぼなんで。ファンの方も是非、来てください」と呼びかけた。チームの底上げへ、虎のエースへと成長した男の背中が何よりの道しるべだ。

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