阪神・才木 能見ロード歩む 先輩が5完投で飛躍した7年目へ気合「こだわり持って」完投増やす

 阪神・才木浩人投手(24)が4日、兵庫県たつの市内で行われた「西はりま少年少女野球教室」に参加し、来季から“能見ロード”を歩む決意を示した。

 「人としても野球選手としても、能見さんみたいな人を目指してやりたい」。中学3年時に参加した野球教室で、能見から指導を受けた。私立の硬式野球部から誘いが来ておらず、能見から「見返してやれよ」とエールを受けた。その言葉を糧に市立の須磨翔風高で腕を磨き、卒業後は阪神に入団して能見とチームメートになった。「人生の中でも大きかった」と当時を振り返る。

 今季は右肘トミー・ジョン手術から復活し、来季プロ7年目を迎える右腕がこだわるのは完投数。能見はプロ7年目で初めて5完投を記録して飛躍を遂げた。才木は今季1完投。9月1日・広島戦の6回無失点降雨コールドで“プロ初完投初完封”をマーク。「1人で投げきることは大事。こだわりを持ってやりたい」と能見と同様、プロ7年目で完投数を増やす意気込みを口にした。

 キャッチボールを指導するなど、約110人の野球少年たちと交流し、「この中で同じ阪神に入って一緒に野球をすることになるかもしれない。頑張ってください」とエールを送った才木。プロでの再会を果たすため、息長く腕を振り続ける。

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