阪神・中野 7000万円で更改 来季「3割、30盗塁を目標に」盗塁王&首位打者獲る
阪神・中野拓夢内野手(26)が1日、西宮市の球団事務所で契約更交渉に臨み、3300万増の年俸7000万円でサインした(金額は推定)。来季は「個人としては3割、30盗塁を目標にやっていきます」と宣言し、盗塁王奪回と首位打者に照準を定めた。
2年目の今季は135試合に出場し、打率・276、157安打、6本塁打、25打点、23盗塁、出塁率・301。遊撃で自身初のベストナインにも選出され、「何とか一年間、ショートを守り続けることができた。あまり納得いく数字ではなかったけど、ベストナインを取れたことは良かった」と振り返った。
「物足りなかった」と反省するのが7減の盗塁数だ。「昨年盗塁王を取ったことで警戒度が上がって、簡単にスタートを切らせてくれなかった」と分析。「1年目のように常に走るという積極的な姿勢を持ちながらやっていきたい」と来季は相手のマークを突破して、同僚・近本からタイトルを奪い返す。
もう一つ、「来年はそこを狙っていきたい」と言い切るのが首位打者だ。今季は6月下旬から1番に固定されたが、岡田監督は「2番・中野」構想を明言。「出塁率を上げれば、打率も上がる。チーム打撃や小技も大事にやっていきたい。四球や犠打もミスなくやれば打率は落ちない」と積極的な打撃スタイルを変更し、初の3割台を目指す。
「チームとしては岡田監督がずっと言っているように、アレを目指してやるだけ」ときっぱり。二塁転向とともに新指揮官の求めに応じながら、3年目もさらなる飛躍を期する。
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