阪神・西純矢 無休トレで10勝&規定到達 来季目標達成へ休まず鍛える

契約更改を終え、来季への気合を見せる西純(撮影・高部洋祐)
 契約更改交渉を終え、記者の質問に答える西純(撮影・高部洋祐)
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 阪神・西純矢投手(21)が18日、高知県内のチーム宿舎で契約更改交渉に臨み、124%アップとなる1550万増の2800万円でサインした。今季6勝とブレークし、4年目を迎える来季の目標は規定投球回到達と2桁勝利。来春キャンプでの早期アピールを見据えて今オフは“無休トレ”を敢行し、目標を達成する。(金額は推定)

 契約更改交渉を終えた西純は、精悍(せいかん)な顔つきで来季へと視線を向けた。プロ3年目の今季は自己最多の6勝をマークしてブレークしたが、「10勝を目指していたので。もっとできたかな」と満足せず。今オフはひたすら野球に打ち込む決意を示した。

 「CSが終わって、もうゆっくりしたかなと思うので、ここからはどんどん動いてって感じです」。21日で秋季キャンプは終了し、その後は来春キャンプまで選手自身で準備を進める期間となる。体を休めることもできるが、21歳の右腕は無休で今オフを過ごすプランを明かした。

 照準は既に岡田監督が実施を明言している2月11、12日の紅白戦。今オフも、昨オフ同様に1月中旬から捕手を座らせてのブルペン投球を始める予定で「キャンプの最初から試合で投げられる状態でいたい。どんどんアピールしていかないと」と鼻息を荒くした。

 来季の目標は規定投球回到達&10勝。「規定を投げられたら10勝も見えてくる」とフル回転での活躍がW目標達成の鍵を握る。今季は80球を超えた頃に訪れた球威の衰えが課題となっていた。「下半身や肘、肩の状態が落ちやすくなっていた。もっと長いイニングを投げたい」と意欲。早期に肩を仕上げるとともに、フィジカル面の強化にも力を入れていく。

 来季開幕投手は青柳が筆頭となるが、岡田監督は来春のWBC日本代表に選ばれた場合は候補から外すことを示唆しており、西純にとっては大役を担う絶好のチャンスとなる。「先発ピッチャーとして名誉あるところ。ゆくゆくはそういうところを任されるピッチャーになっていきたい」。その座に名乗りを上げるためにも、来春キャンプでの猛アピールは必須。“無休トレ”で体を仕上げ、さらなる高みへ足を踏み入れる。

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