阪神・岡田監督 初カミナリ!挟殺プレーで坂本に指摘「一つ殺せばええ」

 走者の渡辺諒(25)を三塁手・佐藤輝(右端)と挟む坂本
 ケースノックの練習後、坂本(12)らを前に話をする岡田監督(左から3人目)=撮影・高部洋祐
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 「阪神秋季キャンプ」(17日、安芸)

 阪神・岡田彰布監督(64)が今キャンプ初となる“カミナリ”を落とした。午前中のケースノック。三塁側で凝視していた指揮官が語気を強めた。

 「(アウト)一つでええんや!」

 「ランナー見えてるやろ!」

 場面は1死一、三塁。内野ゴロから三本間での挟殺プレーを繰り返している時だ。三走を追いかけた捕手・坂本がタッチせずに三塁へ送球すると「何でタッチせえへんねん!」と指摘。練習後にはナイン、首脳陣を集めて、細かく説明した。

 「タッチや、タッチ。うまいこと(一走と三走の)二つも殺せるかいな。相手も逃げんのに。一つ殺せばええのに、二つ殺そうと思って両方セーフになる時があるやろ。1点で(失点は)ええのに、それをあわよくばで2点、3点になんのと一緒や」

 このケースで2死を奪えるのは「(年に)1、2回や」と、確実にアウトを取ることの方が大事と強調した。

 坂本は「僕がタッチできるかできないかっていうところでミスが起きた」と反省。指揮官の言葉に「全然カミナリじゃない。勝つために試合でアウトをとることに対しての指摘」と前向きに捉えた。

 5年連続リーグワースト失策数から脱却を目指す秋。ささいなミスも見過ごすことなく、課題の守備力強化に取り組んでいく。

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