阪神・岡田監督 村田さん偲ぶ 81年球宴で対戦「屈伸の見送り三振」

 阪神・岡田彰布監督(64)が11日、秋季キャンプ地の高知・安芸で村田兆治氏の訃報に接し、現役時代に対戦した時の思い出などを語った。

 「してる。三振したよ」と鮮烈に覚えている直接対決は、岡田監督がプロ2年目の1981年の球宴だった。7月28日に神宮で開催された第3戦の二回、全パ先発の村田と全セの「7番・二塁」でスタメン出場した岡田の対戦が実現していた。

 結果は見逃し三振だった。村田氏の代名詞でもある、豪快な「マサカリ投法」から繰り出されたフォークに手も足も出なかった。あまりの大きな落差に「屈伸したよ」と振り返る。「これまで対戦した中では(フォークが)一番落ちてたんちゃうかな。屈伸の見送りやったと思う」と23歳当時の記憶がよみがえった。

 まだ交流戦が導入される前だったこともあり、「(対戦は)オールスターだけだったとちゃうかなあ。オープン戦とかは当たってないと思うからなあ」と全盛期の村田氏との唯一の対戦を懐かしんだ。

 後年はモルツ球団の野球で一緒になることがあった。「やった、やったよ。140キロくらい投げとったもんな」と現役引退後も年齢を全く感じさせない、力強い球を投げ続けていた故人をしのんだ。

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