「鉄人28号」「魔法使いサリー」 横山光輝さん自宅火事で全身やけどで死去
【2004年4月16日のデイリースポーツ紙面より】
「鉄人28号」「魔法使いサリー」など多数の人気作品を描いた漫画家の横山光輝(本名光照)さんが15日午後10時29分、死去した。69歳。神戸市出身。横山さんはこの日午前6時10分ごろ、東京都豊島区千早2ノ26ノ14の自宅で起きた火事で全身やけどを負い、意識不明のまま都内の病院へ入院していた。葬儀・告別式の日取り、喪主は未定。
横山さんは「鉄人28号」「魔法使いサリー」以外にも忍者ブームを作った「伊賀の影丸」など多数の作品を描き、91年には「三国志」で日本漫画家協会賞優秀賞も受賞した。
火は横山さんの寝ている2階洋間のベット付近で出ており、目白署はベッド脇に灰皿が置いてあったことから、横山さんのたばこの不始末が出火原因の可能性があるとみて調べている。家の中にいた横山さんの妹2人もけがをした。
横山さんは約3年前に足を骨折し、足が不自由で最近は自宅療養中。普段は母、妹と3人暮らしだったが、この日は別の妹が介護のため泊まっており、横山さんの部屋で物音がしたため確認に行き、ベッドが燃えているのを見つけ119番通報した。