侍・中野「積極性出して」走攻守で結果を 代表初盗塁!初安打!二塁守備で魅せる

打撃練習する中野(撮影・高石航平)
併殺の練習を行う中野(奥左は西川)
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 野球日本代表「侍ジャパン」は8日、9日からの豪州2連戦を控え、札幌ドームで前日練習を行った。侍ジャパン初選出の阪神・中野拓夢内野手(26)は、代表初安打&初盗塁での猛アピールを誓った。5日・日本ハム戦では二塁、6日・巨人戦では本職の遊撃で先発出場も無安打に終わっており、走攻守で存在感を示す。

 来年3月のWBC本戦で代表メンバーに選ばれるには、まだアピールが足りない。そう自覚している中野は栗山監督の目を引くため、走攻守全てで積極果敢なプレーを披露するつもりだ。

 「まだヒットを打てていないですし、盗塁もできていない。なかなかアピールできていないので、自分の持ち味である積極性をしっかり出していきながら、チームに貢献できるようにしていきたい」

 NPBとの強化試合2試合(5日・日本ハム戦、6日・巨人戦)では2試合連続で先発出場。ただ、4打数無安打1四球と結果を残せず、攻撃面では悔しい結果となっている。

 ただ、守備では適応能力の高さを示した。栗山監督から「悪いけどいろんなことをやってくれ」と告げられ、5日は本職ではない二塁で出場。今季、一度も起用の無かった守備位置で「不安はあった」と話すが、そつなくこなす姿があった。

 代表入りを目指す上で、中野は「複数ポジションやれれば、試合に出られるチャンスも広がる」と前向きに捉えており、首脳陣にも「ポジショニングどうですか」と積極的に質問しているという。

 栗山監督だけでなく、来季、二塁構想を抱く岡田監督へのアピールともなり「セカンドもできるぞというところを見せていきたい」と決意。本戦での代表入りに向け、まずは豪州戦で結果を残す。

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