阪神へのトレードが決まった日本ハム・渡辺諒内野手（２７）、高浜祐仁内野手（２６）が１８日、新天地での活躍を誓った。

　渡辺は「ファイターズにドラフト１位で入ることができてから９年間、苦しい事もうれしい事もありました。しっかりとレギュラーをつかめなかったことが心残りです。阪神タイガースの一員として、早く認めてもらえるよう全力でプレーしたいと思います」とレギュラー奪還を狙う。

　１９年には１３２試合に出場し、打率・２６２、１１本塁打、５８打点をマークした右打ちの二塁手。近年は負傷もあり、今季は２１試合の出場にとどまったが、チームの得点力アップへ、パンチ力のある打撃に期待がかかる。

　高浜も「チャンスですし、トレードをプラスにとらえたいと思います。チームの力になれるよう精一杯頑張りたい」と意気込む。

　１９年オフに育成落ちも経験した苦労人。２０年に支配下復帰し、２１年には１０７試合出場で打率・２６２、８本塁打、４３打点を記録。今季は７試合の出場で打率・０５９と苦しんだが、４番の経験もあり、内野全ポジションを守れるなど魅力十分だ。

　雪国からやってくる２人。新生・岡田虎で飛躍してみせる。

　◆渡辺諒（わたなべ・りょう）１９９５年４月３０日生まれ、２７歳。茨城県出身。１７８センチ、８６キロ。右投げ右打ち。内野手。今季推定年俸５０００万円。東海大甲府から２０１３年度ドラフト１位で日本ハム入団。１４年９月３０日・西武戦（札幌ドーム）でプロ初出場初先発（８番・遊撃）。

　◆高浜祐仁（たかはま・ゆうと）１９９６年８月８日生まれ、２６歳。佐賀県出身。１８５センチ、９０キロ。右投げ右打ち。内野手。今季推定年俸２２００万円。横浜から２０１４年度ドラフト７位で日本ハム入団。１年目の１５年９月３０日・ロッテ戦（札幌ドーム）で初出場初先発（９番・三塁）。１９年オフに育成契約となるが、２０年７月に支配下登録復帰。阪神、ロッテでプレーした高浜卓也氏は実兄。