【藤田平氏の眼】阪神 課題を克服できないままの終戦 明確に表れたヤクルトとの差

 「セCSファイナルS・第3戦、ヤクルト6-3阪神」(14日、神宮球場)

 阪神のファーストステージの勝ち上がり方を見ると、勢いを考えてもいい勝負ができるのでは、とも思っていたが…。あまりに寂しい結末となったが、この試合で言えば七回の守備だろう。

 1イニングで、許したヒットは内野安打1本だけだったにも関わらず、計4四死球に加えて2失策で5失点というのは情けない。これは今季に限ったことではない。この数年の課題が克服できなかったままであり、それを象徴するような最後となったのではないか。

 いかにやるべきことを、しっかりとこなせるかどうか。エラーだけでなく、この試合では他にもミスが出ていた。二回は無死一、二塁から佐藤輝、五回には無死二塁で中野が送りバントを失敗。佐藤輝に関して言うと、バントをさせたことに驚いたが…。彼は打たせないといけないバッターだろう。

 ヤクルトには村上という打者がいるものの、選手個々を見れば大きな差はない。ただ、チームとなった時に、ヤクルトとの大きな差がはっきりと表れていた。(デイリースポーツ評論家)

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