阪神・西純 勝利のバトンつないだ 熱投救援2回0封 打撃では二塁打

 「セCSファーストS第3戦、DeNA2-3阪神」(10日、横浜スタジアム)

 勝利のバトンを確実につないだのは阪神・西純だ。味方打線が逆転に成功した直後、六回2死から4番手で登板。プロ初体験の連投はイニングをまたいで、またいだ。八回2死二塁で湯浅につなぐまでの2回、打者8人を1安打無失点に抑えた。

 打者一人一人に集中し、アウトを積み重ねた。27球の熱投で結果を残し、「しびれる試合で、いい場面で投げさせてもらって本当に良かった」と充実感を漂わせた。八回は1死から四球と犠打で走者を残しての交代。「湯浅さんにしんどい場面で投げさせてしまったのはすごく申し訳ないけど、自分の仕事はできた」と胸を張った。

 野手顔負けの打撃技術も魅せた。七回1死の打席でエスコバーと対戦。内角への155キロ直球にうまく腕を畳みながら振り抜いた。「詰まったけど、打てて良かった」と振り返る左越え二塁打とベース上でのガッツポーズで三塁ベンチを盛り上げた。

 CS前のミーティングで矢野監督が発した「積極的にどんどん挑戦していこう」という言葉が胸に響いた。西純は「強気に攻めていくのが自分なので。すごく合う部分があった」とうなずく。次なる決戦の舞台は神宮。5月18日にプロ初完投勝利を挙げ、プロ1号2ランも放った好相性の球場だ。21歳の若虎はリーグ王者にも真っ向勝負でぶつかっていく。

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