阪神・佐藤輝 ミリオン弾宣言 フリー打撃バックスクリーン2連発締め!試合でも打つ

 阪神・佐藤輝明内野手(23)が30日、甲子園全体練習でのフリー打撃でバックスクリーン2連発締めし、レギュラーシーズン最終戦の2日・ヤクルト戦(甲子園)でも自力CS進出に導く“ミリオン弾”を決めると誓った。「(バックスクリーンホームラン賞の)100万円ゲットできるように頑張ります!!」と貪欲に一発を狙う。また、この日、広島が敗れ、CS争いから脱落。巨人が1日のDeNA戦(横浜)で敗れれば、阪神のCS進出が決まる。

 乾いた打球音が甲子園に響き渡る。スラッガーの佐藤輝らしい豪快な弾道で、白球は軽々とフェンスを越えた。バックスクリーン2連発締め。打撃練習を終えて納得の表情を浮かべたが、CS進出に導くため、目指すは試合での“再現弾”だ。

 「試合で100万円ゲットできるように頑張ります!!(一発の意識は)常にあります」

 阪神の選手が甲子園のバックスクリーンに本塁打を放つと、「DAZN バックスクリーンホームラン賞」として賞金100万円が贈呈される。佐藤輝も昨季4月15日・広島戦で100万円を獲得した過去がある。

 今季は20発中5発が甲子園。7月30日・ヤクルト戦以来、聖地で一発がない。ただ、秋になり、右打者には不利な浜風とは逆方向の風が吹くようになった。「涼しいとプレーしやすい(笑)。いつもと逆の風が吹いているので、僕からしたらうれしい」と風を味方につけ、有終弾を放つ。

 142試合に出場し、打率・266(537打数143安打)、20本塁打、84打点と本塁打以外は1年目を上回る数字を残しており「引き出しができました」と話すものの「成績は物足りない」と納得はしていない。

 取材でもシーズン序盤は「長打」というワードを多用してきたが、終盤に入り「ホームラン」を連呼するようになった。「ツーベース、スリーベースが多いので、それがホームランになったらいいなという感じで」と、虎の大砲は本塁打を強く求めている。

 残り1試合。自力CS進出を決めるために必ず勝ちたい。自己最長の11試合連続安打と状態もいい佐藤輝は「良い意味で(ナインの)雰囲気は変わらないので。勝ちにいく姿勢も変わらない。最後まで頑張ります」。聖地弾を放ち、矢野監督を絶対にCSの舞台へ連れて行く。

 ◆阪神、きょう1日にもCS進出確定 広島がCS争いから脱落。阪神は、巨人が1日のDeNA戦で敗れればCS進出。巨人が勝利した場合でも、阪神は今季最終戦となる2日・ヤクルト戦に勝てばCS進出が決まる。

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