阪神守護神・岩崎 球団左腕最多27S 球児以来の1シーズン11球団Sも達成

 最後を締め坂本(右)とタッチする岩崎
 ヤクルトに勝利し、タッチを交わす岩崎(右から3人目)ら阪神ナイン(撮影・西岡正)
 9回から登板した岩崎(撮影・堀内翔)
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 「ヤクルト1-4阪神」(27日、神宮球場)

 最終回を任された阪神・岩崎は、いつも通りポーカーフェースを貫き3人斬りで締めた。阪神歴代左腕トップのシーズン27セーブ。さらに球団では藤川以来となる1シーズン11球団セーブをマークした。

 今季ヤクルト戦8試合目で初セーブ。対戦1勝1敗、防御率5・14と苦戦した。7月31日の同戦では九回、自身が村上に同点弾を浴びると、延長十一回に石井も村上に2ランを喫しチームは敗戦。NPB新記録5打席連続本塁打を演出する屈辱を味わった。だからこそ、この日のセーブに価値がある。

 守護神に任命された今シーズン。積み重ねた55試合27Sは、揺るがぬ信頼の証しだ。矢野監督は「残り2つもヤクルトなので、投手陣もいい流れの中で明日以降、向かっていけるものを作ってくれた」と今季を象徴する投手陣の安定感に自信をみせた。戦いはまだまだ続く。CS、日本シリーズへ望みをつなぐため、岩崎の左腕は欠かせない。

 ◆球団左腕最多セーブ 岩崎が今季27セーブ目。球団歴代左腕では1982年・山本和行の26セーブを抜きシーズン最多。さらに、今季セ・リーグ5球団全てからセーブを記録。交流戦でマークしたパ・リーグ6球団を含めて1シーズン11球団セーブに到達。球団では2011年・藤川以来となった。

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