阪神・湯浅 最優秀中継ぎも新人王も獲る! フル回転宣言「気持ちで乗り切りたい」
阪神・湯浅京己投手(23)が19日、甲子園で行われた全体練習に参加。「最優秀中継ぎも新人王も取りたいと思ってやっています」とダブル獲得へ意欲を見せた。
今季は54試合に登板してリーグ1位の41ホールドポイント(2勝、39ホールド)と最優秀中継ぎ投手賞が射程圏内。さらに「支配下登録されて5年以内、前年までの1軍投球回数が30イニング以内」という新人王の資格も満たしており、受賞に期待がかかる。
初めての〝1軍完走〟も目前だ。前日18日・ヤクルト戦(甲子園)では1回無失点の好投を見せ、この日はランニングメニューのみで調整した。「1年間やる厳しさは改めて痛感した」と右腕。6月中旬にはリフレッシュ抹消も経験し、「あの期間がすごい大きかった」と振り返る。
〝新兵器〟も登場だ。1回無失点だった12日・中日戦(甲子園)では「今季初解禁」のカットボールで阿部を中飛に。練習中のキャッチボールなどで習得を試みていたといい、「(打者の)頭にないと思うので、使える時は使いたい」と新たな選択肢を増やした。
「ゼロで抑えてチームの勝ちに貢献することが全て。残り数試合なので、どんな状況でも気持ちで乗り切りたい」と23イニング連続無失点中の頼もしい存在。アツアツな思いを胸に、有終の美を飾る。