「阪神０－１ヤクルト」（１８日、甲子園球場）

　阪神は決勝点を失策で献上するなど、３失策が響きヤクルトに敗戦。ＣＳ争いで広島に同率３位と並ばれた。

　場面は六回だ。先頭・塩見を遊ゴロに打ち取ったかと思われたが、中野が悪送球。無死二塁とされると、続く山崎の送りバントを処理した藤浪が送球先に迷い、一塁へ送ったが痛恨の悪送球。この間に決勝点を奪われた。

　矢野監督は「まずはタクムがね、捕れないっていうのは仕方がないけどね、スローイングのミスっていうのは減らしていかないと。あまりにももったいない。晋太郎もバッターのこと考えたらすぐファーストに投げないとね」と語った。６回１失点（自責０）の内容には「ピッチング自体は空振りもしっかりとれて、ボールも良かったと思うけど」と評した。

　これでチームは８２失策となり、２０１６年から７年連続で８０失策超を記録してしまった。積年の課題と言われてきた守備のミスが今季のシーズン最終盤でもほころびとなって露呈してしまった。