阪神26度目完封負け&リーグワースト82失策 勝率5割到達も厳しく 拙守&貧打に虎党嘆く

 6回、中野(手前)と藤浪の連続失策でヤクルトに先制を許す(撮影・田中太一)
 1回、併殺打に倒れる大山(撮影・飯室逸平)
 6回、ベンチに戻った藤浪(中央)は先制を許し悔しそうな表情を見せる(撮影・山口登)
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 「阪神0-1ヤクルト」(18日、甲子園球場)

 阪神は今季26度目の完封負けを喫した。これで18年以来、4年ぶりにヤクルト戦負け越しが決定。打線に活気がなく、守備では拙守連発だっただけに虎党から思わず「何やっとんねん、下手くそ」と厳しいヤジが飛び交った。

 五回まで毎回の8奪三振と快投を続けてきた藤浪だが、六回に拙守でリズムが乱れた。先頭の塩見を遊ゴロに仕留めたかのように思われたが、遊撃・中野がこの日2つ目となる悪送球で、二塁進塁を許してしまう。

 続く山崎は投前へ犠打。ボールを捕球した藤浪は一度、三塁を確認したが、慌てて一塁へ送球。一塁へカバーに入った二塁・小幡が逸れた送球を捕球できず、二走・塩見に本塁生還されてしまった。

 藤浪はこの日、56号に王手をかけている村上には3打席無安打、1四球(申告敬遠)と抑え込み、6回2安打1失点(自責0)と試合は作った。だからこそ、守備でのミスがもったいなかった。3失策でセ・リーグワーストの82失策が記録され、2016年から7年連続で80失策を超えてしまった。

 打線は初回の先制機を生かせなかったことが悔やまれる。先頭の中野が左前打で出塁すると、続く糸原は中野がスタートを切り、がら空きとなった三遊間を破る左前打で好機を拡大した。

 しかし、無死一、二塁から近本が左飛に倒れ、走者を進められず。1死後、4番・大山はカウント3ボールから積極的にスイングしていったが三ゴロ併殺打となり、絶好の先制機が無得点で終わっていた。

 1点を追う八回にも1死一、二塁とチャンスを作り、中野が打席に入った。ここで小川にかわって2番手で登板した久保に二ゴロ併殺打に抑えられ、球場はため息に包まれた。

 チームはこれで借金4で残り6試合。勝率5割への目安として5勝1敗が基準となり、CS争いでも試合のなかった広島に同率3位で並ばれてしまった。

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