阪神・西勇は6回3失点 中田、ポランコに被弾でガックリ G戦無失点「28」で止まる

 6回、中田に勝ち越しソロを浴び、悔しげに打球を見つめる西勇(撮影・飯室逸平)
 6回、中田に勝ち越しソロを浴び、マウンドにひざまずく西勇(撮影・飯室逸平)
 6回、西勇はポランコ(右)にソロホーマーを打たれる(撮影・佐藤厚)
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 「巨人-阪神」(17日、東京ドーム)

 2年ぶりの2桁勝利を狙う阪神・西勇輝投手(31)が6回8安打3失点。先発投手の役割は果たしたが、続いていた対巨人戦の連続無失点は「28」でストップしてしまった。

 2/3回を投げると、規定投球回数に到達する状況だったが、初回に先頭・吉川、坂本から2死を奪ってあっさりと達成。これで5年連続の規定投球回到達となった。そして3番・丸も3球三振に仕留め、三者凡退に抑えた。

 二回はけん制で神業を披露した。1死一塁で一走は四球で出塁を許した岡本和。カウント1-1から一塁へ素早いけん制。一度目は間一髪でセーフとなったが、すかさず西勇は二回目を試み、今度はアウトに。原監督もリクエストを要求したが、リプレー検証の結果判定は覆らず。流れを与えなかった。

 ピンチは四回。1死一、二塁と得点圏に走者を進まれ、一発のある岡本和と相対した。カウント1-2から143キロのシュートで中飛に抑え、前打席に二塁打を打たれたポランコには特大の飛球を打たれたが、中堅・近本がグラブにボールを収め、なんとか無失点で踏ん張った。

 この時点で今季、対巨人戦28イニング連続無失点だったが、続く五回に2死三塁から吉川に右中間に適時二塁打を許し、巨人とのシーズン最終戦で初失点を喫してしまった。

 そして続く同点の六回。痛恨の被弾だ。1死から対戦したのは4番・中田。外から中に入ってきた140キロの直球を中堅左に運ばれる勝ち越しソロを献上。さすがに西勇はマウンドで膝をついて、打球の行方を見つめていた。そして次打者・ポランコにも右翼席にソロ本塁打を打たれ、まさかの2者連続本塁打を許してしまった。

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