阪神Aクラス死守ローテの先陣は西 17日の巨人戦先発 今季対戦防御率0・00

守備練習に汗を流す西勇(撮影・飯室逸平)
阪神残り8試合の予想ローテ
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 Aクラス死守ローテで、CS進出や!!現在3位の阪神は15日、甲子園で投手指名練習を行った。残り8試合、一戦も落とせない。3位以上でシーズンを完走するために、必勝の先発布陣が固まった。

 17日・巨人戦(東京ドーム)には中14日でGキラーの西勇を投入し、18、19日のヤクルト戦(甲子園)には藤浪、西純を据える。20日・DeNA戦(甲子園)、21日・広島戦(甲子園)には今週の火、水曜もローテで回っている青柳、伊藤将の順で託し、順当に行けば27、28日のヤクルト戦(神宮)も2人がマウンドに立つ。

 ヤクルト戦の前に戦う23日・広島戦(マツダ)には中10日で才木の先発が濃厚。ローテーション投手の〝奮投〟が求められるだけに、まず西勇が先陣を切って勝利を挙げたい。

 今季、巨人戦は24イニング連続無失点と絶対的な安心感がある西勇。同戦は3試合に先発し、2勝0敗、防御率0・00と圧倒的だ。2年ぶりの2桁勝利にもあと1勝で、宿敵封じに期待がかかる。

 「長いイニングを投げたい。初球から最後、交代と言われるまで自分のパフォーマンスを存分に出せたら」

 あと2/3回を投げれば、規定投球回にも到達する。防御率はセ・リーグ2位の2・09で、2・02で1位の青柳を抜く可能性も十分にある。「5、6回というより完投を目指しているから」。文句の付けようがない快投を演じるつもりだ。

 18年オフにオリックスからFAで阪神に移籍後、2年間チームメートとして戦ったオリックス・能見が引退を決意。「(能見から)夏場の調整法など言われたことは今も実践している。(教えを)自分だけの財産にしたい」と貴重な時間を過ごしていたという。先輩に勇姿を届けるためにも、必ず巨人を倒す。

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