阪神・近本 先制三塁打に好返球の躍動 戸郷撃ちに「自分は思い切っていくだけ」

8回、近本は右越えに先制適時三塁打を放つ(投手・戸郷)=撮影・山口登
8回、近本は佐藤輝の三ゴロで生還する(撮影・山口登)
5回、丸の打球を三塁へ好送球し、坂本の進塁を阻止する近本(撮影・田中太一)
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 「阪神2-2巨人」(2日、甲子園球場)

 阪神・近本が走攻守で躍動した。

 まずは守備でみせた。五回、2死一塁の場面。丸が放った中前打に素早くチャージし、正確な送球で三塁を狙った一走の坂本を刺した。少しでもそれていればセーフのタイミングで、リクエストも判定は覆らず。好投を続けた先発の西勇をアシストした。

 0-0の八回、1死二塁では打席に立つと、初球の浮いたフォークを捉えた。打球は前進守備を敷いていた右翼手の頭上を越え、先制の適時三塁打となった。「1、2番がいい形でチャンスを作ってくれたので、もう自分は思い切っていくだけだと思っていました」。これが戸郷から甲子園球場で25イニングぶりの得点。初回には中前打を放ち、3試合連続マルチ安打と勢いが止まらない。

 さらに、続く佐藤輝の三ゴロで抜群のスタートを切り、快足を飛ばして生還。直後の九回にケラーが2失点し、結果的に命綱の2点目となった。惜しくもこの日の5連勝は逃したが、大事な試合はまだ続く。CS進出に向けて、シーズン最終盤の近本は何よりも頼もしい。

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