【藤田平氏の眼】阪神は大山の前にいかに走者を出せるか

 「阪神6-5広島」(31日、甲子園球場)

 前日に決勝の本塁打を放っていた阪神・大山は、この日も2打点で勝利に貢献したように、状態の良さを感じる。配球を読んで打っているように見えるし、追い込まれても自信を持って打席に立てている。アウトになったとしても、次は打ってくれるのではと思わせてくれる打撃内容だ。

 毎年、大山は8月から9月にかけてよく打っている印象がある。これはチームにとっても、大山自身にとっても意味のあることで、今の好調さは打線全体に及ぼす影響を考えても非常に価値がある。

 どういうことかと言うと、前を打つ佐藤輝がこの日は2安打1四球で得点に絡んだわけだが、後ろに好調の大山が控えているため、楽な気持ちで打席に入れているように映った。そういった中で、この日のような打撃を続けていけば、より長打も増えていくと思う。

 投手陣を見れば、この日のように六回から岩崎、浜地、湯浅、ケラーという形ができている。それだけに、あとは得点力というところだろう。大山の前にいかに走者を出せるかがポイントとなるだろうし、大山が好調だから4番に、ということではなく、クリーンアップに関しては、今の形を変えることなく戦っていけばいいのではないだろうか。

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