阪神・佐藤輝つない打!走った!五回安打&二盗、七回二塁打で勝利呼んだ
「阪神6-5広島」(31日、甲子園球場)
打撃で、そして足で。阪神の4番・佐藤輝のつなぎがチームを勝利に導いた。まずは1点追う四回だ。1死一塁から粘って四球を選んで出塁。一挙4得点へとつなぐ選球眼を見せる。
そして再び1点を追う五回2死。右前打で出塁すると、続く大山の2球目に二盗を成功させる。「狙っていたし、思い切っていいスタートを切ることができた。いい盗塁になったと思う」。この盗塁が、大山の同点中前打を呼び込んだ。
「走れるときは積極的に狙っていくのが、矢野監督の野球のスタイルなので」と矢野野球を体現した佐藤輝。プロ初となる2ケタ到達となる10盗塁目を決め「1つ自分の中で目標にしてきた2ケタ盗塁ができたのはよかったし、去年はできなかったので、めっちゃうれしいです!」と喜んだ。
近本、大山ら主力の新型コロナウイルスによる離脱があった8月。4番としてすべての責任を背負い不振を極めた。だが、今の佐藤輝に迷いはない。
同点の七回1死一塁では、左翼線二塁打で好機拡大。「結果的に打線がつながる安打になってよかった」とロハスの決勝犠飛へつなげた。矢野監督も「(盗塁は)チャレンジしてくれた結果が同点に結びついた。打撃もいいつなぎをしてくれた」と称賛。苦しみを経て、若き主砲の背中に頼もしさが増していた。
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