阪神・藤浪 圧巻投球も初勝利ならず 7回1失点10K無四球160キロも援護なく黒星

 6回、岡林(左)にスクイズを決められる藤浪(撮影・高部洋祐)
 6回、三走・土田は岡林のスクイズで生還する(撮影・山口登)
 6回、岡林に二盗を決められ、苦笑いの藤浪(撮影・高部洋祐)
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 「阪神0-2中日」(13日、京セラドーム大阪)

 阪神の先発・藤浪が圧巻投球も今季初白星に恵まれなかった。結局、チームも敗れ、2敗目となった。

 7回107球を投げ4安打1失点。課題の制球も安定し、無四球、10奪三振と力投した。だが、打線の援護がなく、昨年4月16日・ヤクルト戦以来、484日ぶりとなる“先発白星”はまたしてもお預けとなった。

 初回から三回までパーフェクト投球。四回は1死二塁のピンチを切り抜けた。五回は圧巻の3者連続三振。この夜最速160キロをマークした。

 だが六回、先頭・土田の中前打にバント、暴投が絡み、1死三塁のピンチを背負うと、岡林に一塁前へセーフティースクイズを許し、先制点を献上した。

 0-1の七回も無失点。白星こそ逃したが、完全復活を予感させる快投だった。

 貧打に苦しむ打線は七回まで無得点で、力投の藤浪を見殺しにする格好となった。

 藤浪は降板後、「いろんな球種をバランス良く投げ込むことができましたし、全体的に良いテンポで投げることができたと思います。今日だけで満足せず、この投球をこれからも続けていけるように、次回に向けてまたしっかり準備したいと思います」とコメントした。

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