阪神・佐藤輝 朗希から先制犠飛 球団3人目の新人から2年連続球宴打点

 「マイナビオールスターゲーム2022・第2戦、全セ1-2全パ」(27日、坊っちゃんスタジアム)

 阪神・佐藤輝明内野手(23)VSロッテ・佐々木朗希投手(20)の怪物対決が、球宴の舞台・松山で開演だ。フルスイングと160キロ超の剛速球の力と力のぶつかり合い-。ファンも固唾(かたず)をのんで見守った真剣勝負の9球。意地の一振りで戦いを制した。

 「佐々木投手の球が速すぎて全然、前に飛ばなかったんですけど…バットも折られましたけど、オールスターでの1打点、めちゃくちゃうれしいです!」

 初回1死満塁の絶好機。初球の160キロを平然と見送った佐藤輝。直球だけでなく4、6球目に変化球も投げるなど、佐々木朗は本気で抑えにきた。決着はフルカウントからの9球目。157キロ直球を逆方向に運び、左犠飛で先取点を奪った。

 新人年から球宴での2年連続打点は田淵幸一(69~70年)、近本光司(19、21年=20年はコロナ禍で中止)に次いで球団3人目。球宴前の会見でも佐々木朗から「前に飛ばしたい」と話していたが「それは達成できたので満足です」と充実感を漂わせた。

 試合前に行われたホームランダービーは1本に終わり、初戦で浅村に敗れた。「力入りまくって全然思うようにいかなかった。また出る機会があれば、この経験を生かして頑張りたい」。牧、坂倉の同級生野手や村上とも打撃談議を交わした佐藤輝は「すごい充実した2日間」と爽やかな笑みを浮かべ、夢舞台を後にした。

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