阪神・近本 秒殺G撃 まさに3番!2戦連続初回に先制打「仕事をするだけ」

 「阪神3-0巨人」(14日、甲子園球場)

 鮮やか過ぎる初回の先制攻撃だった。阪神は中野、島田の1、2番コンビがともに初球攻撃で連続安打。速攻でお膳立てされた無死一、二塁の好機に3番・近本光司外野手(27)が続いた。カウント1-2からシューメーカーが投じた146キロ直球を左前にはじき返した。三遊間をゴロで破る適時打でスコアボードに「1」を刻んだ。

 わずか6球での先制劇を演出。「しっかり捉えた打球ではなかったが、いいところに飛んでくれた。先制はすごく大事だと思うし、先制点を取ることができて良かった」と淡々と振り返った。

 宿敵との3連戦初戦は戸郷に完封負けを喫した。前夜の2戦目は今季最多19安打13得点でやり返した。大量得点した次の試合は打線が湿りがちだが、近本が2夜連続で初回に先制&決勝打。「僕はその時に回ってきたら仕事をするだけ。それがヒットになったので良かった」と自らの役割を果たすことで流れを呼び込んだ。

 6月1日・西武戦から32試合連続で3番に入る。1番では第1打席での安打を重要視していたが「3番になったらどの場面で打つかだと思う。何打席目とか関係なく、チャンスで打たないといけない」と意識の変化がチームトップの得点圏打率・324という勝負強さにつながっている。

 前日の大山に続き、この日は坂本とマルテも離脱した。それでも近本は「いつも通りやるだけ。いつ誰がどうなるか分からないので、その時に選手が、その時の役割を果たすだけ」と平常心を崩さない。虎のヒットメーカーが勝負どころでの一本で勝利に貢献していく。

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