阪神・浜地が3連続K 1カ月ぶり1軍登板で圧巻4H目 矢野監督“勝利の方程式”入り示唆
「阪神4-7DeNA」(19日、甲子園球場)
復活どころか、成長した姿で戻ってきた。阪神・浜地真澄投手(24)が右下肢の張りから1軍復帰登板を果たし、1回2/3を無安打無失点。敗戦の中でキラリと存在感を光らせた。
「久しぶりの登板でしたが、たくさんのお客さんの前で楽しみながら投げることができました」。ブランクは感じさせなかった。先発の西純が早期降板となり、同点の四回1死一塁からマウンドへ。1番・佐野を二ゴロ併殺打に打ち取る最高の形で、まずひと仕事をやってのけた。
イニングをまたいだ五回は圧巻だ。森、蝦名をともに直球で連続空振り三振。さらに4番・牧を外角低め直球で見逃しの三振に斬ると、甲子園は大きな拍手に包まれた。
症状を訴えた5月15日・DeNA戦(横浜)以来、約1カ月ぶりの1軍登板で4ホールド目をマーク。最速149キロをマークした直球と切れ味鋭いカットボールを武器に、頼もしい投球を見せた右腕を矢野監督も絶賛だ。「いいボール投げてたね。本人も自信を持って投げられるような状態になっていると思うんで。勝ちパターンでも十分いける」と“勝利の方程式”入りを示唆した。
今季は18試合で防御率1・59と安定感は抜群。「今日のような投球を継続できるように、しっかりと調整したいです」。充実感に満ちあふれる若虎は、さらなる高みを目指す。