阪神・矢野監督、今季初の最下位脱出に「よし行くぞ!っていうムードにしていければ」

 オリックスに勝利し矢野監督は熊谷を手荒く迎える(撮影・山口登)
 10回、中川圭の打球に飛びつく梅野(撮影・田中太一)
 8回、同点の本塁を踏む佐藤輝(撮影・田中太一)
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 「オリックス2-3阪神」(11日、京セラドーム大阪)

 阪神が延長十一回の死闘を制し、ついに最下位脱出を果たした。オリックスとの関西ダービーに連勝。今季はここまで0勝5敗1分けだった延長戦で初勝利をあげた。

 試合後、矢野監督は最下位脱出に「いやぁまあまあ。でも、俺らができることって一個一個しかないんで。あまり先を計算する立場じゃない」とした上で「でもその結果がそういう風につながっていくっていうのはまた、よし行くぞ!っていうムードとか、チームとしてそういうモチベーションになる。そういういいものは、そうやってしていければいいかなと思っています」と、うなずいた。

 十一回に決勝点を生み出した熊谷の走塁については「年間の中で、何回も起こり得るプレーじゃないけど、打ってとかそういうことじゃない中で目立ってヒーローになって勝ってくれるというのはチームとしてはすごく大事な部分でもある。走ることとか挑戦することとか、ずっと2軍の時から一緒にやっているメンバーなので、その勇気がああいう形になったと思う」と、目を細めた。

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