阪神・伊藤将 甲子園5連勝 プロ初体験の4万人超大観衆「プレッシャーです(笑)」
「阪神8-3日本ハム」(5日、甲子園球場)
昨年は見ることができなかった景色だ。4万2000人超えの熱気を、打ち鳴らされるメガホンの音を、力に変えた。阪神・伊藤将司投手(26)が6回5安打3失点で2勝目。ヒーローインタビュー後、リリーフカーに乗り、満員の聖地を堪能した。
「日本ハムは積極的に打ってくるので、警戒しながら、ゴロアウトを取るピッチングができたと思います」
序盤は圧巻だった。持ち味である低めの制球で打たせて取る投球を展開し、五回終了時点の球数はわずか51。五回2死までは相手打線を無安打に封じた。
だが、3巡目に入った六回に連打で無死一、三塁のピンチを招くと、万波に右犠飛を許した。2死一、三塁からは4番・野村に左中間を破る適時二塁打を献上。それでも、何とかリードを守り「(六回の相手打線は)外のチェンジアップとかを逆方向に打つ感じにしてきたのは感じました。何とか粘るピッチングができて良かった」と胸をなで下ろした。
これで4試合連続のクオリティースタート(6回以上、自責点3以下)。甲子園では昨年9月1日・中日戦から7試合負けなしの5連勝と、ホームで圧倒的な強さを誇る。
劣等感を強さに変えた。日本ハム・浅間は横浜高の同級生。前日の試合前練習では「対戦できたら良いね」と言葉を交わした。高卒でプロ入りした浅間に対して、伊藤将は大学進学後に指名漏れを経験。「(同級生に)追いつけるように、ここまで頑張ってきた」と悔しさをバネに同じ舞台まではい上がってきた。残念ながら対戦はかなわなかったが、チームの勝利が何よりの勲章だ。
詰めかけた黄色い大観衆に「すごくプレッシャーです(笑)」とおどけたが、もちろん本心は違う。「たくさんのファンの方が来てくれるので、緊張よりは楽しみです」。心強い応援を味方に、これからも白星を重ねる。
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