阪神・小野寺 トドメの満塁一掃打で初お立ち台 大歓声「今まで味わったことない」
「阪神8-3日本ハム」(5日、甲子園球場)
超満員のマンモスが揺れた。打球が右中間を破ると、阪神・小野寺暖外野手(24)は三塁まで全力疾走。「(三塁コーチの)藤本さんが腕を回していたので『ヨッシャ、落ちた!』と思って必死に走っていました」。入団直後に新型コロナが広がっただけに、聖地の大歓声は格別だった。
「打った後は興奮してあまり聞こえなかったんですけど、守備に就く時とか、今まで味わったことがなかったのでうれしかった」
4-3の八回、2死満塁のチャンスで代打へ向かう直前、投手が左腕・堀から元阪神の右腕・谷川に代わった。「投げる球種も知っているピッチャーだったので、迷うことなく打席に入っていました」。カウント1-1からの146キロを右方向へ。追加点がほしい場面で3者を生還させビッグボスを沈めた。
チームの勢いに取り残されるわけにはいかなかった。5連勝中、外野を争うライバル・島田が大活躍。「たくさんチャンスをもらってる中、チームの力になれていなかった」と小野寺。この3連戦は先発出場がなく、反骨心をバットに込めた。
プロ初のお立ち台は「2点」と自己採点。先輩・大山からも「猫かぶっている」といじられ、「緊張しすぎて(笑)。大山さんのようにチームを勝たせる選手になれるように頑張りたい」と誓った。主砲の背中を追い、堂々のヒーローになる。
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