阪神・西勇輝が七回途中無失点の力投 田中将との投げ合いで3勝目の権利

 6回、渡辺佳の打球を好捕した大山(左)とタッチを交わす西勇(撮影・高部洋祐)
 3回、島内に死球を与え、しゃがみ込む西勇(撮影・飯室逸平)
 力投する西勇(撮影・高部洋祐)
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 「阪神-楽天」(24日、甲子園球場)

 先発マウンドに上がった阪神・西勇輝投手(31)が七回途中8安打無失点。日米通算185勝投手の楽天・田中将と投げ合い、2試合連続無失点の力投。今季3勝目の権利を持って、マウンドを降りた。

 初回は2死一、三塁といきなりピンチを招いたが、マルモレホスをチェンジアップで空振り三振に仕留める。そして二回は3者連続三振と力を発揮した。

 三回以降は毎回走者を出す苦しい投球が続く。それでも味方の攻守などにも助けられ、スコアボードに「0」を刻んでいった。六回は大山のファインプレーも飛び出し、マウンド上ではグラブを何度も叩き、帽子を取って大山に最敬礼した。

 大山の先制打が生まれた直後の七回は先頭・炭谷の打球がグラブ付近に直撃する場面もあった。その後、代打・山崎の犠打に対し、二塁封殺を狙ったが、悪送球でピンチを広げ、ここで渡辺と交代となった。2番手で上がった左腕が2者を抑え、3番手・アルカンタラも浅村を右飛に仕留め見事に火消し成功。ベンチの最前列で見守っていた背番号16も満面の笑みを浮かべていた。

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