「ヤクルト２－１阪神」（１７日、神宮球場）

　先発マウンドに上がった阪神・西勇輝投手が６回４安打無失点と好投し、サイスニードとの投手戦を演じた。

　初回は塩見、山崎、山田をわずか８球で三者凡退に仕留める圧巻の立ち上がり。かわって二回は村上、中村、青木に３連打を打たれるシーンがあった。ただ、１死からオスナを二塁・糸原のスライディングキャッチで二飛、長岡を三邪飛に打ち取り、なんとか踏ん張って見せた。

　三回から五回は安打を打たせないテンポの良い投球を展開。六回は１死一塁から山田に２球目を投げ終えた後、マウンドにスパイクが噛んだのか足元を気にする仕草を見せた。ベンチから福原投手コーチやトレーナーがマウンドへ駆けつけたが、志願の続投。カウント１－２からの４球目で三ゴロ併殺打に仕留め、無失点でしのいだ。

　球数は８４球。自身２連敗中だった背番号１６だが、今季３勝目の権利を持ってマウンドを降りた。