阪神・青柳 文句なし「猛虎感動大賞」 今季から月間賞も選出!3、4月は頼れるエース

 阪神・青柳晃洋投手(28)が9日、デイリースポーツが制定する「猛虎感動大賞 supported by DAZN」の3、4月の月間賞に選出された。今季は開幕投手に決定しながら、開幕直前の新型コロナウイルス感染で離脱。それでも4月15日・巨人戦(甲子園)で復帰し、3試合の登板で1完封を含む3勝、防御率0・69。開幕から低迷するチームの中で奮闘する姿に、ファンから圧倒的な支持を集めた。

 これぞ猛虎のエースだ。青柳は新型コロナウイルス感染から復帰後、今季初登板となった4月15日・巨人戦で菅野との投げ合いを制し、8回1失点で今季初勝利をマーク。初回に先制を許すも「気持ちで投げようと」と鬼気迫る投球で味方の逆転を呼び込み、チームの6連敗を止めた。

 さらに同22日・ヤクルト戦(神宮)では3安打で3年ぶりの完封勝利。同29日・巨人戦(東京ド)は9回2失点で2試合連続完投勝利を挙げた。開幕から9連敗を喫するなど、不振にあえいでいたチームを救う活躍でファンの心を打った。

 デイリースポーツ公式ツイッターには「青柳さんしか!」や、「青柳さんに1票ですね。暗い雰囲気を変えてくれて、エースとしての活躍は文句なしです!」という投票者の声が届いた。2位の佐藤輝明内野手(23)に得票率で19・9%の差をつけての選出だった。

 また、「本来なら佐藤輝明でいい。しかし、もっと活躍してもらいたいのと、復帰後3戦の素晴らしさで青柳に投票した」との声も。その期待に応えるかのように、5月に入っても奮闘は続いた。6日・中日戦(バンテリン)は、大野雄とまれに見る投手戦を展開。互いにマウンドを降りず、0-0で迎えた延長十回にサヨナラ負けを喫した。9回まで完全投球を見せた大野雄に対して、青柳も9回まで2安打の好投でファンをうならせた。

 帝京大から2015年度ドラフト5位で入団。当時の金本監督に抜てきされ1年目から4勝を挙げた。19年には9勝を挙げステップアップすると、昨季は13勝6敗、防御率2・48で最多勝と最高勝率の2冠を獲得。クオータースローという唯一無二の投法で、右腕は今季も甲子園を沸かせていく。

 ◆「猛虎感動大賞 supported by DAZN」 デイリースポーツが制定する、阪神で最もファンに感動を与えた選手に贈る賞。今シーズンからスポーツ・チャンネル「DAZN」が特別協賛となり、月間賞を新設。デイリースポーツ選考委員会が月間の記録、プレーのインパクトなどを考慮し、3選手を選出したのち、Twitter、阪神Vデイリー、デイリー読者クラブでアンケートを実施。読者のアンケート結果を参考に月間賞を決定し、紙面やウェブなどで発表する。シーズン終了後にはチーム成績も加味した上で年間賞を決める予定。

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