阪神・湯浅が8戦連続無失点「もっと恩返しができれば」スタンド観戦の母に捧げる好救援

カーネーションを手にポーズを決める湯浅(撮影・飯室逸平)
 8回、力投する湯浅(撮影・飯室逸平)
 8回、力投する湯浅(撮影・山口登)
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 「中日3-4阪神」(8日、バンテリンドーム)

 阪神が終盤に逆転し、ここまで5戦5敗だったバンテリンドームで今季初勝利を挙げた。4-3と1点リードで迎えた八回に登板し、1回を無安打2奪三振無失点に抑えた湯浅京己投手(22)が試合後のヒーローインタビューに立ち、「絶対にゼロで、3人で抑えるという強い気持ちを持って、マウンドに上がりました。先頭(の石川昂)に粘られはしましたけど三振で抑えられたので、そこから波に乗って抑えられた」と声を弾ませた。

 これで今季は14試合に登板し、0勝1敗8ホールド、防御率1・26。「どんな場面で投げても自分がやることは変わらない。できることを精いっぱいやろうと思って投げています」。今やチームに欠かせないセットアッパーは8試合連続無失点と存在感を示している。

 母の日だったこの日。スタンドでは母・衣子さんが観戦していた。「去年まで(腰などの)リハビリで投げている姿を見せられなかったので、うれしく思います。これからもっと恩返しができればと思います」とさらなる奮闘を誓った。

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