阪神・ドラ1森木 8割の力で“うなる”152キロ シート打撃でプロ初ワインドアップ
阪神のドラフト1位・森木大智投手(18)=高知=が16日、鳴尾浜でシート打撃に登板し、プロ入り後初めて打者相手にワインドアップで投球した。これまで無走者時でもセットポジションで投球して最速は154キロだったが、この日は8割の力感で最速152キロをマーク。「自分の中ではそんなに腕を振っている感じはないけど、勝手に振られている感じだった」と新たな感覚を手に入れた。
打者4人を相手に安打性はゼロで2奪三振。ゆったりと振りかぶって投じた白球の回転音は、ネット裏まで聞こえたほど。1人目に四球を許すも、続く栄枝は151キロの内角直球で見逃し三振に。3人目の陽川にはこの日最速を外角に決めて連続見逃し三振と、剛球で先輩を圧倒した。
前回、3月31日のウエスタン・ソフトバンク戦(鳴尾浜)では3回を投げ、体力が落ちた3イニング目に3失点。「自分の持ち味は強い真っすぐだと思うんで、それをいかに長く続けるか」と球威を維持する術を求めて、約3週間前から取り組み始めた。高校時代からギアを上げる際に用いており「ちょっとした好奇心」で始めたものが既に習得間近。探究心は尽きない。
24日・オリックス戦(鳴尾浜)にプロ初先発の予定で「いいイメージができている」と意気込む。新たな収穫を手に、まっさらなマウンドに向かう。
関連ニュース




