「ウエスタン、阪神５－４オリックス」（３日、鳴尾浜球場）

　阪神２軍は、陽川のサヨナラ３号ソロで勝利した。

　陽川は七回にも勝ち越しの２号ソロを放っており、２打席連発。直前には井上が同点の今季１号を放った。平田２軍監督は「状態は上がってきている」と評価した。

　平田２軍監督の一問一答は以下の通り。

　－陽川が２発。

　「ビッグフライ、陽川さんやね。思わず最後は『ビッグフライ！陽川さん！』。大谷に負けないよ、今日の陽川は。このぐらい普通だって言ったけど。今日は『ビッグフライ！陽川さん！』。大谷に負けないような。（井上）広大にしても逆方向のホームラン。やっぱりホームランの威力は感じたな」

　－陽川は一発で仕留められている。

　「まだまだ。彼の本来のいい時を知ってるから。（巨人）菅野からボカーンって打った。それを思い出せって言うんだけど。まだミスショットあるんだけど、今日は追い込まれて、真っすぐに対応できたっていうのは、状態は上がってきてる。打球が上がってきてる。広大にしてもそうやん」

　－井上も逆方向へ一発。

　「ちょっと昨日、気合入れたからな。今日は気合入っとった。このぐらいの姿勢を、しっかりすれば。あの（第３打席の）レフト前も打ち損じよ。そういった意味で、気持ちじゃ打てんかもしれんけど、やっぱり精神。打席入って迷いが見えるようじゃダメだよ」

　－島田は順調にきている。

　「順調だな。タイムリーだけって言ったって。まだまだ、『きたっ』ていうのが打ち損じてるんで、その辺だけやね」

　－マルテが鳴尾浜へ。

　「マルテは来た。ふくらはぎだから、ちょっと慎重にじゃないけど、やっぱり（時間が）かかると思うよ」

　－今日は会話した。

　「あいさつ来た。『ヒラタさんー』言うてたわ。本人はテーピングをグルグル巻きにしてでも試合に出たいってことを言ってたけど。そうはいかん。まだまだロングシーズンだから。治すことを先決に」

　－才木は久しぶりの先発。

　「前半飛ばしてたけど、あれでいいねん。ちょっとスタミナというか、この前の森木もそうだけど、やっぱり初回から。それでスタミナつけていかないと。馬場みたいに探り探りでいって、ピンチになってビュって投げてナイスピッチングなんてとんでもないよ。その辺はもう一回、馬場もトップバッターからバチッと。最後くらいから１４４、１４６（キロ）出てるでしょ。そういうことや。ビッグフライや、今日は」

　－１軍も苦しい状況。

　「だから陽川とか、ファームの選手も色んなチャンス。小林にしても。やっぱりチャンスが来るんだから」

　－来週の練習試合の先発は。

　「チェンとかウィルカーソンが投げるんじゃない」

（帰り際に）

　「『ビッグフライ、陽川さん』出してね。大谷さんに負けない陽川さん」