阪神がセ最悪の開幕9連敗 被本塁打15本はリーグワースト 矢野監督「意識高めて」一問一答

 「巨人9-5阪神」(3日、東京ドーム)

 阪神は大量失点が響いてセ・リーグ史上ワーストとなる開幕9連敗。この日は初回に中田に満塁本塁打を浴びるなど、開幕から9試合で被本塁打15本はリーグワーストとなった。試合後、矢野監督との一問一答は次の通り。

 -ガンケル本来の投球ではなかった。

 「そうやね。もうちょっとスピードもほしいし、本来のコントロールもいつもどおりではなかった感じがするけどね」

 -立ち上がりは難しい。

 「立ち上がりは、みんな難しいんやけど、ここまでの流れの中で。流れと相手バッターの調子も、もちろんガンケルも分かっていることだから。丁寧にというのもあるし、それが逆に攻めていくというところが減ってしまい、そこをつけ込まれたってことかな」

 -この球場は本塁打の怖さがつきまとう。

 「それは、結果そうでも、一平の場合はああいう形で坂本は2ランだったけど、この球場はある程度仕方がない部分で、そのバランスがすごく難しいので、だからこそバッテリーで協力して、より意識高めてやっていかないと。バッテリーにとっては難しい球場やけど、それでも勝負して、抑えていかないとダメなんで」

 -勝ちパターンで期待するアルカンタラの制球が乱れた。

 「制球っていうか、変化球がもうちょっとしっかり腕を振ってボールが切れる形にならないと、変化球もほとんど振らせられるような、空振りを取ったのは中田の空振りぐらいで。なかなか空振りは…反応させられてないんで。真っすぐはある程度、そこそこなのかなと思うけど、結果的にそれでカウントが苦しくなっているんで。状態的にはまだいいとは言えないよね」

 -九回2発でベンチのムードも上がっていた。

 「それはもう、いつも一緒になっちゃうけども俺らの野球をやるしかないんで。『超積極的』とか『あきらめない』とか『挑戦する』とか。やっぱり今までそういうものを大事に戦ってきたんで。何か大きく変えられる事って、まあまあちょっと俺も浮かばないんで。だからこそ目の前の事に集中して、誰かに変えてもらうんじゃなくて、一人一人が『俺が変えてやる』っていう気持ちでね。もちろん俺もそうやし。そういうのをやっていくしかないのかなと思っています」

 -前を向く姿勢が大事。

 「それはもうずっとだし。俺らの中でも大事にしているし。でもこれだけ結果が出ないっていうことでね、さらにもっとやっていかないとという意識を持たないと」

 -甲子園に戻ることがひとつのきっかけに。

 「もう今は何でもきっかけにしたいし。何でもプラスに捉えられるものはプラスに捉えていきたいと思うし。う~ん…なかなかこうね、もがき苦しんで、その中から成長していけるものをチームも俺も見つけていかないとダメなんでね。そう思っています」

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