阪神 抑えのケラーが2軍合流「チームには申し訳ない」 2試合で防御率33・75

 31日に出場選手登録を抹消された阪神のカイル・ケラー投手が1日、2軍に合流した。新守護神として期待された中、開幕から2試合で2度のセーブ失敗。リリースポイントの修正をテーマに掲げ、状態を上げていくことに意気込んだ。

 鳴尾浜での2軍戦前、新助っ人は若手にまじってダッシュやキャッチボール、守備練習などで汗を流した。前向きな表情で「落ち込むタイプではないのですが、チームには申し訳ないという気持ちがある。また新しいスタートだという気持ちではいるので、しっかり取り組んで(1軍に)戻っていけたら」と力を込めた。

 デビュー戦となった3月25日のヤクルトとの開幕戦(京セラ)では、1点リードの九回から登板し2被弾3失点。同29日・広島戦(マツダ)でも1点リードの九回にマウンドへ上がり、1死満塁のピンチを招いたところで降板。その後、チームは逆転サヨナラ負けを食らった。

 高めに浮いた変化球をことごとく捉えられていたケラー。「今はリリースポイントの場所だったりを修正ポイントにしているので、その辺りを明日からしっかり直せたら」。再び勝利の方程式に入るために、鳴尾浜で己と向き合っていく。

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