【中田良弘氏の眼】阪神・西勇は今季に懸ける気概を感じる
「オープン戦、中日2-1阪神」(26日、Agreスタジアム北谷)
阪神は西勇、秋山、青柳の開幕投手候補3人がそろい踏みし、それぞれ手応えある投球をしたのではないか。開幕投手が決まっていない中、オープン戦初戦から面白い競争を見せてくれた。
西勇は1回2安打1失点だが内容はよかった。キャンプ初日から100球の投げ込みを行い、今季に懸ける気概を感じる。去年6勝止まりと波に乗れなかった思いをぶつけてくれそうだ。秋山もいい球を投げていた。青柳が2年連続最多勝、秋山が3年連続2桁勝利、そして西勇の上積みがあれば今季は優勝できる投手力だろう。
青柳はコントロールに少し物足りない部分はあったが、結果的に打たせて取る投球で無失点に抑えた。これこそ彼の持ち味といったところだろう。
新人の桐敷は右打者への攻め方がうまい。内角を突きながら外角にシンカーのような球を投げて打ち取っていた。あとは左打者の外角にスライダー系が使えるようになれば。投げっぷりがよく、面白い存在になりそうだ。
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