昨季終盤にスタメン落ち 雪辱を期す阪神・大山は「意味のあるバッティング練習をしたい」

 打撃練習に励む大山(撮影・飯室逸平)
 黙々とバットを振る大山(撮影・田中太一)
 早出で打撃練習する大山(撮影・飯室逸平)
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 「阪神春季キャンプ」(1日、宜野座)

 4番候補として期待される大山は、フリー打撃で状態の良さをうかがわせた。しっかりと形を作り、軽くスイングしたように見えても、捉えた打球はグングン伸びていく。昨年のキャンプでは背中の強いハリを訴え別メニュー調整となり、シーズンにも影響を及ぼしたが、ノックなどを見ていても体のキレは昨年と比較しても際立っている印象だ。

 初日を終え「改めてこうユニホームを来て気が引き締まるというか、1年が始まったんだなという気がしました」と語った大山。打撃に関しては「これから実戦と入ってきてからだと思うんですけど、しっかり自分の中で意図を持って一球、一球、しっかり打たないと意味がないと思う」と力を込める。

 ただスタンドへ放り込む、とにかく良い打球を打つのではなく「その時、その時、自分のやりたいこと、課題とかそういうのを見つけて本当に意味のあるバッティング練習をしたいなと思います」と語った大山。球界を代表するバッターは独自の練習方法を持っており、ミスタータイガースと称された掛布雅之氏は「最初は逆方向からしっかりと作っていく」と明かしていた。和田豊TAは「飛ばすのはきょうで最後」とキャンプ中に柵越えを連発する日をあえて作り、以降はバットを短く持ってチーム打撃と安打量産に集中していった。

 すべてはシーズンで結果を残すため-。昨年の悔しさを晴らすため、大山が自分だけのバッティング練習を見つけていく。

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