阪神・中野は完治を優先 下肢のコンディション不良で1軍沖縄C合流は微妙に

 焦らず完治優先へ。1人でアップする中野(撮影・山口登)
 アップする中野(撮影・山口登)
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 「下肢のコンディション不良」で2軍キャンプスタートの阪神・中野拓夢内野手(25)が29日、完治を優先した調整を行っていくことを明かした。2月28日まで行われる宜野座キャンプへの合流は微妙な状況となった。

 鳴尾浜では1月中旬はノックや室内練習場での打撃練習を行っていたが、この日はウエートトレーニングのみで練習を終えた。「最近はちょっと状態がよくないというのがあったので、動かない日はトレーニングをしている」と患部の状況を考慮したメニューを行っているという。「まだ万全ではないというのがあったので、無理をせずやっていきたい」と慎重な姿勢だった。

 井上ヘッドコーチは21日の合同スタッフ会議後、2月20日をめどに1軍キャンプに合流させることを示唆した。だが、中野は「ここでもう一度(ケガを)してしまうと、(開幕に)間に合わないので」と話し、キャンプ前半は「全体(練習)に入るか分からない」と別メニューとなる可能性も明かした。

 現在は下半身に負荷をかけることができない代わりに、上半身のトレーニングに取り組んでいる。体重もシーズン中から4キロ増の72キロとなった。「もっとパワーアップして1軍に呼ばれるようにやっていきたい」。今できることに集中し、1軍合流へ備える。

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