阪神・岩崎優投手（３０）が１６日、チームの課題である「七回の男」の出現を心待ちにした。現在は沖縄県内で梅野らと合同自主トレ中。初参加の小川に惜しげもなく助言を送り、成長を後押ししている。

　「彼の意識、これからの取り組み次第でどんどん良くなっていくと思いますので。人の手助けができたらという感じです。自分のこともそうですけど、チームが勝つためにそこ（七回）がしっかりしないと困る。なので教えています（笑）」

　シーズンでも打者の特徴など情報を伝えるつもりだ。昨季は「情報を与えすぎても良くないのかな」と、あえてアドバイスを控えたが「そういう時に結果が良くなかった。言っとけば良かった」と後悔。「今年はどんどん伝えていこうかな」と背中を押していく。

　ここまで自身の調整に狂いはない。自主トレではシーズンでの不調期間を見越してフォーム固め、体作りに励んでいる。藤川が０５年に記録した球団最多４６ホールドについては「数は多ければ多いほど良いですけどチーム状況もある。結果的にそうなれば良いかなというくらい」と自然体だ。今年はメジャー移籍したスアレスに代わって守護神を務める可能性もある。抱負は「勝つ。勝つ勝つ勝つ」。悲願のＶへ全身全霊をささげる。