阪神・坂本 “能見流”で勝つ集団に 新主将がリーダーシップ継承で作り上げる
阪神・坂本誠志郎捕手(28)が14日、沖縄県内のグラウンドで“能見流リーダーシップ”の継承を誓った。梅野から正捕手の座を奪い、目標はリーグ優勝&日本一。猛虎の新主将として「勝つ組織。勝つための集団」を作り上げ、頂点を狙う。
2年連続となったオリックス・能見兼任投手コーチとの合同自主トレ。オンライン取材に応じた坂本は今年から加わった伊藤将の仕上がり具合に驚き、また先輩左腕のキャッチボールを見て「まだまだ若いなという感じなので」と刺激を受けていることを明かした。
「自分の準備を突き詰めて、ひたすらやっているという能見さんを見てきたので」。阪神時代はエースとして多くを語らずとも、その背中でチームをけん引していた。皆が一目置き、尊敬していた。
「何を言うかも大事ですけど、どういう人間がそれを発するかも大事だなと思うので。『あいつが言うんだったら』ってなるような選手になっていきたいなとは思っています」
昨季のパ・リーグ王者は「どういう練習を、どういう意識で取り組んでいるか」と先輩を“取材”しているという坂本。「一番試合に出たい。新聞にも載りたい。表紙(1面)を飾れるように頑張ります」。誰よりも情熱を燃やしながら濃密な時間を過ごしている。