阪神・中野 自己採点「90点ぐらい」17失策「一番の反省点」 満点準備でCSへ

 打撃練習する中野(撮影・飯室逸平)
 準備運動する中野
 ナインからイジられる!?中野(撮影・飯室逸平)
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 阪神の中野拓夢内野手(25)が30日、プロ1年目のレギュラーシーズンを振り返り、自己採点は「90点ぐらい」とした。正遊撃手の座をつかんで打率・273を記録し、30盗塁で盗塁王獲得は決定的。課題の守備も後半戦はわずか4失策と成長を見せた。甲子園で行われた全体練習に参加し、CS突破に向けて意欲も示した。

 ドラフト6位で入団した新人は、チームに欠かせない存在になった。バットを持てば打率・273。守っては不動の遊撃手。そして自慢の快足を飛ばし、30盗塁と結果を残した。中野は「ここまでできると思っていなかった」としつつも、自己採点は「90点ぐらい」と満点はつけなかった。

 「守備面で失策数が多かったのは、一番の反省点」。リーグワースト17失策をマイナス10点の理由とした。

 前半戦は13失策。「余裕がなかったというか、少し慌ただしくやっていた」と振り返る。「早い回にエラーしてしまうと、今日は何個するんだ」と弱気な気持ちになったこともあった。

 それでも後半戦は慣れや余裕が生まれ、わずか4失策。「攻めていこうという気持ちは常に持っている」と、ここぞの場面では自然と笑みもこぼれるようになった。

 今季のベストプレーには5月13日・中日戦(甲子園)のプレーを挙げた。2-1の九回無死。ビシエドが放った三遊間のゴロを逆シングルでさばくと、ジャンプしながら、一塁へノーバウンド送球。守護神・スアレスも帽子を取って、感謝したビッグプレーだ。

 レギュラーシーズンは135試合に出場。フル稼働したことを考慮され、甲子園で調整を続けている。「まだ日本一を狙えるチャンスはある」と、もちろん頂点を諦めてはいない。「そこに向かって気持ちを作り直して頑張っていきたい」。11月6日からの巨人とのCSファーストS突破に貢献することを誓った。

 「短期決戦は勢いが大事だと思う。その勢いを作るためにも、初戦の入り方が大事。個人としても、チームとしても、いい準備をして臨みたい」。短期決戦でも、中野のプレーから目が離せない。

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