阪神・西勇、はよ復活して!鈴木誠に2悲弾 矢野監督「状態はこの前よりいい」

 7回途中で降板する西勇
 7回途中で降板する西勇(撮影・飯室逸平)
 4回、西勇は鈴木誠に2ランを許す(撮影・山口登)
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 「阪神4-5広島」(30日、甲子園球場)

 先発の阪神・西勇が鈴木誠に打ち砕かれた。甲子園球場のスタンドにたたき込まれた2本の豪弾。七回途中7安打4失点で無念の降板となったが、一塁ベンチに戻る際には虎党から大きな拍手を送られた。

 初回から「とにかく腕を振っていくと決めていました。その中で坂本が良いリードをしてくれました」と普段より速球系の球種を多投。三者凡退に抑えて最高のスタートを切ったが、2点の援護を受けた直後の二回に流れが止まる。先頭の鈴木誠にカーブが甘く入り、左翼席に運ばれた。

 さらに四回1死二塁の場面で今度はフォークが落ちず、バックスクリーンへ逆転2ランを献上した。小野寺にプロ1号同点弾が飛び出した後の五回と六回は無失点に抑えたが、七回に1死二、三塁とピンチを招いて交代。その後、及川が勝ち越しの右犠飛を浴びた。

 前回登板した9月24日・巨人戦も2被弾して今季最短の3回5失点でKO。試合後に矢野監督と20分以上も話し込み、自身3連勝中だった甲子園での広島戦に中5日で臨んだ。

 粘りきれなかった右腕だが、指揮官は「いいボールはいっていたんで。状態はこの前よりもいいと思った」とかばった。10月に入り、優勝争いは最終局面を迎える。エースの完全復活が逆転Vの鍵を握る。

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