【藤田平氏の眼】阪神は“後ろの打線”で勝ちきれたことが大きい

 「広島1-4阪神」(10日、マツダスタジアム)

 阪神は“後ろの打線”で勝ちきれたことが大きい。3番・糸井と4番・マルテが本来の内容とまではいえなかった中、六回の先頭打者だった5番・糸原が出塁。そこから7番・ロハスと8番・梅野といった下位打線がつないだことが試合を動かした要因といえる。

 そして代打・サンズの選択だ。サンズはストレートより変化球を打つことがうまい打者。この日、広島先発・大瀬良は変化球主体の投球が目立ち始めていただけに効果的だった。前半戦と比べ調子が落ち気味とはいえ、勝負どころで打ってきたサンズの存在感も相手バッテリーへのプレッシャーとなっただろう。

 勝敗を分けた六回の攻防は2度のリクエストがあり、いずれにも絡んだ糸原の走塁と守備もチームに貢献したプレーといっていい。これからの優勝争いを見据えれば西勇に白星がついたことも大きい。ここまで勝ち星を伸ばせなかった投手に勝ち星がつくことは、チームを勢いづかせる大事な材料となる。

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