【岡義朗氏の眼】阪神・大山 外された理由を把握してはね返すぐらいの奮起を

 「広島7-6阪神」(28日、マツダスタジアム)

 首位戦線で後半戦に差し掛かっている今はチームとして勝たないといけない状況だ。4番のスタメンから外された阪神・大山は、試合前に矢野監督から4番を外される理由の説明を受けただろう。今後も矢野監督ら首脳陣は精神的な部分を気にかけなければいけないし、大山本人も外された理由を把握して、はね返すぐらいの奮起を見せなければいけない。

 打撃内容を見ると、代打で出場した七回の打席は体の開きが早くタイミングが合っていない。九回の右飛も初球を打ち上げてしまったもので淡泊だった。27日・広島戦の打席内容を踏まえてもスタメンから外れる選択は致し方なかっただろう。

 チームの軸でもある4番を外すのだから、矢野監督も覚悟のいる判断だったと思う。立場上、各選手の調子の良しあしを比べ、打線が機能する選手を起用しなければいけない必要がある。一方で大山には復帰してからの全試合で4番としてフルイニング出場する復活を期待したい。

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